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2005年11月

2005.11.13

「博多」の南端--万行寺

mangyo863日曜日の夕刻、博多の街なかを歩く。
昔からの博多は、休日の人通りは多くない。全体が少し煙ったような空気に包まれている。
やっぱり博多は寺の町なんだと思う。
人で賑わう天神や大名は、あれは博多でなく福岡なので。

櫛田神社の向かいの万行寺(浄土真宗西本願寺派)に足が向いた。門扉の紋章が印象的で、前を通るときいつも目を引かれていたから、今日はまじまじと見た。
この場所が「昔からの博多」の南の端になる。1km四方くらいの範囲に大きな寺と神社が埋まっていたのが中世博多の姿だった。

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2005.11.10

百道浜(ももちはま)のブールデル

muse839福岡市博物館の正面にあるエミール・ブールデルの彫像。
4体の男性像・女性像の1つ。堂々たる体躯の量感が素晴らしい。
この彫像群は神奈川県の彫刻の森美術館にもあって、首都圏のTVCMでこういうアングルを見た気がする(昔のことで記憶がおぼろげだけれど)。

福岡市の東の方には亀山上皇像とか日蓮上人像があるが(こちらもデカい。作られたのは明治時代)、西の新しい町には近代彫刻で、好対照をなしている。

博物館の立つあたりは割合最近まで海の中だった。長谷川町子さんはここの海岸で「サザヱさん」のキャラクタを思いついたそうだ。その頃--敗戦後まもなく--は百道松原と呼ばれるほど松林が続いていた。明治41年(1908年)以前の地図には西松原の表記も見える。

今は埋め立て地に福岡タワーやビル、マンションが建ち、変貌著しい所ではあるが、松原は場所を移して存続している。
http://www.nona.dti.ne.jp/~yumematu/index.html(「はかた夢松原の会」)

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2005.11.04

博多の橋(その2)--恵比須橋

ebisu822西門橋の下流の恵比須橋。西門橋より小さな橋で、歩行者専用となっている(写真の右方面が博多。左奥に見えるのは都市高速)。
名前のとおり、恵比須様がいらっしゃる。

昔の地図を見ると、明治23(1890)年製地図に初めて現れるのだが、どういうわけかその後しばらく消えてしまう。そして明治43(1910)年の地図にまた記されている。

現在の橋のたもとに「明治四十三年五月」の石柱があるので、この年に石造りの橋ができたものと思われる。その前には木製の橋があって、増水か台風かで壊れてしまったのだろうか。そのへんの事情はよくわからない。

ebisu821明治43年は福岡・博多にとって大きな出来事があった年だ。福博市内電車(路面電車)が開通したのである。
電車はこの石堂(御笠)川も渡ったけれども、通ったのはもちろん小さな恵比須橋ではなく、西門橋と石堂橋の間に新しくできた橋だった。現在は地下鉄が通る明治通りである。

明治末期。日露戦争が終わり、日本全体が近代国家として急速に発展していった頃だ。それまで江戸時代の続きみたいだった町が、ハイカラに変わっていったことだろう。

恵比須橋のすぐ前に恵比須神社があり、150mばかりで沖浜恵比須神社。恵比須さんの多い界隈は、博多祇園山笠の恵比須流の町筋である。

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