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2006年3月

2006.03.30

福岡のお風呂屋さん

Sentou14_1 博多区にある銭湯・大黒湯。
福岡のお風呂屋さんはたいがいこんな感じで、小さい。
市場の中に突然あったりもして、遠目では銭湯があることに気づかないのだ。

広い敷地に堂々たる構えの銭湯を関東ではよく見たけれど、福岡にはほとんどないのではないか(新型のスーパー銭湯は別として)。
大相撲の九州場所の時なんかは、お相撲さんが数人来たらもう一杯になっちゃうんじゃないかと心配になるくらいだ。

小さいかわりに数は多いので、需要が少なかったわけではなさそうだ。
しかし、昨年の福岡沖地震で損壊し、そのまま廃業となった銭湯もいくつかある。

そういえば、思いもかけない地震から1年経ったのだなあ。
Sentou12

←横から見てもほとんど普通の民家。
煙突の存在が銭湯らしさを見せるけれど、これまた可愛い(^^)

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2006.03.13

映画館らしい映画館、中洲に健在

taiyou92地下鉄・中洲川端駅を出ると目につく、丸みを帯びたビル。
それ以上に目立つのが「大洋映画劇場」の文字。

漢字だけ、というのがなんともいえない(^^)
ここだけを見ると、昭和30、40年代みたいだ。

シネ・コン全盛の今、福岡でも珍しい独立の映画館。
開業がいつなのかは知らないが、少なくとも敗戦直後の昭和21年には営業していた。
以来、洋画を中心に上映し、多くの映画館が閉館に追い込まれる中、中洲の映画館の灯を守ってきた。

外観とともに内装もレトロな雰囲気、1階のカフェで「湖月のカレー」を出しているのも、博多の中年以上の人には懐かしさひとしおではないかな。

※湖月のカレーは昭和28年から中洲で営業した博多オリジナルのカレー屋さん。
その当時は、「デパートに行って、映画を観て、湖月のカレーを食べる」のが休日のお楽しみフルコースだったとか。

taiyou91フィルムをデザインした看板もイイ

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2006.03.10

三丁目の夕日の鉄橋

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遠賀川に架かる筑豊本線

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飯塚方面行き(下り)電車。
右が先頭車両

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映画「ALWAYS-三丁目の夕日」に使われた鉄橋がコレ。
場所は福岡県中間市、筑豊本線の中間駅--筑前垣生駅間の遠賀川に架かっている。

映画ではここを蒸気機関車が走り抜ける(そこんとこはミニチュア模型とCG合成)。

ただし、この写真を撮った場所は映画の撮影地点とは反対側(川の対岸)なのだ。
下の遠景写真の如く、緑色のトラス橋(△▽△型の橋)の手前にもうひとつ路線がある。映画の鉄橋風景は向こう岸に行かないと見えない。
こちらを参照

ところが、トラス橋を渡る電車は映画と同じで左から右へ走っている…。
逆から見ているのに、何故列車の進行方向が同じなのか?

そこがCGの都合の良いところで、映画ではSLが逆走しているのだ。

この橋は筑豊本線の下り。北九州市から直方、飯塚方面に向かっている。映画の場面では、本来、右手前から左奥に列車が進まなければならない。
それがどうしたわけか、向こうから汽車がやって来る。
SLがお尻を向けて走るのでは「上京」の感じが出ないからなのか? ならばロケ地を川の左岸・南側(地図では下り線の左下)にすれば良かったのではと思うが、足場とか向こうの風景とか、何か具合が悪かったのだろうか。
いっそのこと、撮影した鉄橋を左右反転させてSLと合成したら、なんてことも考えた。それでは実景と違ってしまうと言っても、もともと、青森からの鉄道を九州で撮影している時点で実際と違うのだし。

…とツッコミを入れたけれど、私は別に映画「ALWAYS」にいちゃもんをつけたいわけではない。ほんの数秒のシーン、普通のドラマや映画なら古いSL映像を流用して済ませるところを、手間ひまかけてレトロな鉄橋を撮影し、CGを駆使して迫力ある映像を作ったのはやはり凄いと思う。

このシーンを「変だぞ」と即座に思った人はあまりいないだろう。よく見れば、鉄道なのに右側通行に見えるとか、東北から上野行きは単線だっけかとか、橋と橋脚の関係が??とか、奇妙な点があるのだが(マニアが見れば更にあるらしい)、上映時、私は全く気づかなかった。

現地に行ってみて初めて「過去においてもありえない風景」であることがわかったのだった。
ちなみに、ここが上下線ともにトラス橋でSLが走っていた頃の写真はこちら
(古矢眞義さん SL Photo Library)

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