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2006年5月

2006.05.30

博多座大歌舞伎--船乗り込み

Fune532
キャナルシティのステージで勢揃い
Fune105
「博多座」の提灯を先頭に
Fune550
Fune560
Fune348
紙吹雪舞う中を行く
***
船乗り込みの撮影は今ひとつ間が
悪くて役者さんの後ろ姿ばかりに
なってしまった。それで一緒にい
たshigeさんとaidaさんの写真を
お借りしてアップした。

「六月博多座大歌舞伎」公演に先立ち、5月29日に役者衆の船乗り込み(ふなのりこみ)があった。

今年は勘九郎さんの18代目中村勘三郎襲名披露につき、勘三郎さんを先頭に、勘太郎さん、七之助さん、芝翫さん、橋之助さん、富十郎さん…といった面々(去年は海老蔵さんだったかな)。
キャナルシティ横の清流公園から博多座隣のリバレインまで、博多川をドンコ舟でゆっくりと下って顔を見せてくれたのだった。

私は船乗り込みを見たのは初めて。博多川の船乗り込みは現在の博多座ができてから毎年やっているということなので、今年で8年目となる。

***

博多の人は芸能好きで、江戸時代には中洲に芝居小屋がかかったり(ただしその頃の中洲は今と違って何もない原っぱだった)、上方や江戸から人気役者を呼んだ(武野要子・著「博多」より)。

明治・大正期になると博多のあちこちに劇場ができて大いに賑わったらしい。かの川上音二郎の出身地だものね。実は「博多座」はその頃できた劇場の名前で、東公園にあったのだ。

しかし、第二次世界大戦の空襲で多くの劇場が焼失してしまった。戦後復興した劇場も映画館等に転換し、しばらくの間、博多には常設劇場がないというありさまだった。芝居の公演は市民会館などで行ってはいたけれども。

その博多に常設の大劇場が復活したのが10年前。キャナルシティにできた「福岡シティ劇場」(劇団四季)だ。そして新しい博多座が1999年にオープンした。歌舞伎の他に、新劇、ミュージカル、宝塚、歌謡ショー、マツケンサンバも有り。

博多にはもう一つ、博多新劇座という常設劇場がある。こちらは大衆演劇専門で、御笠川のほとりに幟が立ち並んでいる。
九州には大衆演劇の拠点が多い、というのも楽しいところだ。

博多座には福岡市も出資しているのだけれど、オリンピックはやんなくていいので(笑)、劇場運営を末永くよろしくお願いしたく。
 

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2006.05.12

福岡オリンピックに反対(2)--アンケートをどう使うか

福岡市がオリンピックの意見を聞くアンケートを市民5000人に送ったという。

ただし、招致の賛否を問う質問は無い。
「計画案等について、どう感じたか」
「五輪を機にどんな街になってもらいたいと思うか」
といった質問だそうである(5月11日付朝日新聞西部本社版:朝刊)。

つまりは、招致を前提にしたご意見集約「出来レース」というわけ。

6月末にはJOCに開催概要計画を出さねばならず、そこに「民意」をもりこむための突貫工事だ(笑)。
回収後3週間程度で結果をまとめるのは時間不足、

「アリバイ作りと言われても仕方ない」
 (斎藤文男・九州大学名誉教授)

との批判もあるが、JOCのみならず、メディアと市民に対するアリバイ作りにも利用されるだろう。

そもそも招致に賛成かどうか、を棚上げにして、開催計画や街づくりへの希望を聞けば、招致に批判的な意見さえも「開催に向けての前向きな希望」と変換処理されるだろう、と私は見ている。

※統計調査を利用して自分の思い通りの結論に誘導する手法はよく使われる。
 三浦展・著「下流社会」あたりがその例。

回収したアンケートの生データは、ぜひ公表してもらいたいものだ。
メディア向け発表、市の広報やWebサイトと照らし合わせれば、市民の意見をどうやって「開催に期待する市民が大勢います」に導いていったかがうかがいしれるというものだ。

なお、私がアンケートに答えるとしたら、

Q:五輪を機にどんな街になってもらいたいと思いますか?
については
A:五輪招致から降りて、ハコモノ・埋め立て工事中心の街づくりから脱却することを希望します。

とでも書きたい。

福岡五輪反対の福岡市民の方、アンケートを受け取ったら、自由記述欄に「招致反対」を書いてください。それと、開催を前提にした選択肢しか無い質問には答えないようにしましょう。うっかり書くと「開催賛成の上での意見」に入れられかねないから。

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2006.05.03

福岡オリンピックに反対

博多どんたくが始まる。…のはいいんだが、今年のどんたくは「福岡にオリンピックを招致しよう!」をアピールするらしい。
なんなんだそりゃ、と思ったら、どんたくは市主催の祭りだからだと。

やれやれ。
今年くらいはどんたく見に行こうかと思っていたけれど、やっぱり行くのやめよう。

***
福岡のオリンピック開催、私は反対である。
山崎広太郎・福岡市長の話を聞いていると、見込みが甘すぎとしか思えない。

そもそも最初に五輪開催を打ち出したときも、「九州各地で」と、実現性の極めて低い話だった。
それが否定されると、今度は「コンパクト」「首都級の大都市でなくても開催できることを目指す」と言い出したが、それは別に低予算・小規模五輪をやるぞということではない。
「福岡市の財布は小さいので、国と企業と民間で、援助よろしくお願いします」なのである。

福岡市の広報紙(市政だより)によると

 総試算額は5370億円。
 その約82%は民間資金と国の補助金によって賄われます。
 市の負担額は970億円になります。

「賄われます」って、アナタ、そんなこといつ決まったの。
国がどれだけ出すかの根拠は無いし、民間資金とやらも、名乗りを挙げている企業があるわけじゃなし。
「賄われてほしいと思います」でしょうが。

「夢と希望」にすぎないものを既定値のように言って「市の財政は大丈夫ですよ」なんて、それはずるい。

市長だけでなく、知事とか地元商工会とかの方々は、景気に関して、東京と地方とで差が大きい、地方はまだまだ経済が好転しておらず…とかなんとか、この間まで言っていた(いや、今もか)のに、オリンピックの話になると「企業の支援があるんだから」って、矛盾もはなはだしいではないか。企業の活力頼みなら、東京のほうが有利と考えるのが普通だ。

※地元福岡銀行の頭取が「よほど体力のある事業体でないと…。これだけの規模のことは2カ月くらいでは結論出せない」と発言したという。要するに「勝手にアテにしないでほしい」と暗に言っているわけだ。現実に金を出す立場としては当然だろう。

「ご利用は、計画的に」と、消費者金融のCMも言っている。
根拠の薄い他人のフトコロをあてにした大きなお買い物は、やめよう。

(ついでにこれも)
福岡市の五輪開催概要によると、時期は7〜8月のうち17日間。
この時期、福岡は「無茶苦茶暑い」or「台風」or「渇水」のどれかに当たる可能性はかなりあるのではないかと。

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