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2006.10.15

櫛田神社に行く道の鳥居は案外新しい

櫛田神社正面から200mほど前、大博通りに面した鳥居。

Kusida620(写真:手前側が櫛田神社、向こうは大博通りをはさんで東長寺)

昭和9年奉納とある。この年に造り直したのか、それとも新規に造ったのか? と思って古地図を調べてみた。

「福岡城下町・博多・近隣古図」(文化9年:1812年)を見たら、この場所に道がなかった(^^;)
大博通り(当時は市小路--いちしょうじ)はあるが、櫛田神社からの道路はなく、4堂のお寺が並んでいる。当然、鳥居はあるわけもない。

近代の地図を検証すると、明治41(1908)年、櫛田神社側から途中までの道が出現しており、昭和7(1932)年に、初めて大博通りまで道が繋がった地図が出てくる。
(九州大学デジタルアーカイブ「近代福岡市街地図」より。掲載地図は毎年でなく、間が飛んでいる場合がある)

とすると、この鳥居は、昭和7年頃に神社までの道が出来、その折りに建てられたと考えられる。
櫛田神社のすぐ前に鳥居はあるのだし、お寺の敷地に道を通して新たな鳥居を造るのは不自然な気がするが、その頃大博通りに路面電車の電停(奥の堂)があったので、櫛田参りに便利なように、と思ったのかもしれない。


Kusida622_1大博通りから見る。
長い間お寺があったせいか、この付近は参道っぽくなくて横はビル。通りからは目立たない(ビルと同じような色なので)。
奥に進むと神社前に「博多町家ふるさと館」--古い民家を移築し、内部は資料館--がある。

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