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2006.11.26

なぜ「四季のある日本は美しい」のだろう

あちこちのブログで挙がっているが…
愛国心を教える授業の実践に「日本は四季があるから美しい」というのがあった。
(NHKクローズアップ現代「『愛国心』ってなんですか」11月14日放送)

授業概要:常夏の島の少女・スージーさんに「日本は四季があって美しい」と
言われた日本の少年・アキラくんが「日本の良さ」に気づくというお話。

この授業へのツッコミは各ブログを見ていただくとして(かめ?--gegengaさん とか Imaginary Lines--debyu-boさん とか)
私は「なぜ四季のある日本は美しいのか」「それがなぜ愛国心になるのか」を独自に考えた。

キーワードは「お米」にあり、と見た。

四季(つうか、四季+梅雨)がある日本は、米作りに適している。
米作りによって、日本列島は人口激増。
幾多の部族が争い、勝ち組になったのがヤマト王朝である。彼らのシンボルは稲作で、この地を豊葦原瑞穂国と呼んだ。

千数百年を経た今も、かの王家の血統は続き(ということになっており)、祭祀として米作りをしておられる。

米作りは日本の国の根源。その米を育むことができたのも、四季(+梅雨)あってこそ。だからこの国の四季を美しい素晴らしいと思うことが、この国を愛することになるのだ。
授業で教師が言っていた、花の種類がどうの富士山の景色がとか、そんなのは枝葉の話に過ぎない。要は米なのよ、米!

米作りに結びつかなかった四季(ヨーロッパや北米南米大陸、オーストラリア等)とは違う。
また、単に米作ってる、食べてるというんでなく、「米作り王家」の伝統が連綿とあるのも日本だけ。

日本が常夏だったり、もっとずっと涼しかったりしたら、今のようなありがたい国にはなっておりませなんだ。
「四季があるから日本は美しい」とは、こういうこと、なんで、あります。

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この稲穂が日本の美
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日本列島米作りさきがけの地(板付遺跡復元水田)
B.C.8〜9世紀から始まったとの説あり

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コメント

お邪魔いたします。
トラックバック、ありがとうございました。

そうか!
さすがに新嘗祭はハッピー・マンデーにしない国だけのことはある。
目から鱗でございます。

ところで。
私、すごく米好きなのですが。
別に、古いと言われている王家に守っていただかなくても、日本に働き者のお百姓さんがいる限り米はなくなんねぇよ、ケッ!
などと思ってしまうのですが、いけないことでしょうか?

投稿: gegenga | 2006.11.26 15時19分

gegengaさん、コメントありがとうございます。

>別に、古いと言われている王家に守っていただかなくても、日本に働き者
>のお百姓さんがいる限り米はなくなんねぇよ、ケッ!
>などと思ってしまうのですが、いけないことでしょうか?

いやー、いいんじゃないんですかあ。米の生産と祭祀は別モンだし。

ああ、新嘗祭もとい勤労感謝の日はハッピーマンデーにならないのですねえ。今気づいた。なるほど深遠な配慮があるもので。

投稿: kiriko | 2006.11.27 22時06分

こんにちは。初めてコメントします。コロンビアのnarumiです。
こういう言い方は不謹慎だと思いますが、トンデモ好きの私にはたまらん番組のようですね。見てみたかった……。
ところで私の住んでいるボゴタは赤道直下なのに高地なので、平均気温が20度くらい、ずっと同じです。雨季はちょこっと寒いし乾季はちょこっと暑いのですが、冷暖房は必要ない程度。
もう3年以上日本には帰っていないんですが、ここに住んで考えると、日本の気候は本当に過酷ですよね。
冬は寒いし夏は暑いし、その変化がまた頻繁で。ネットで人と話をしていても、「え、もう寒いの?」みたいな。オープンカフェとか最近はやっているようですが(もうすたれたかも)、戸外で気持ちよくくつろげる時期ってすごく短くないですか。
私は夏の暑さに弱く、冬は冬で日本にいると毎年40度近い熱を出して寝込むという体質なので、帰省する気もますます薄れます。
で、ふと、この過酷な四季のある土地で生活しようと思うと、「四季は美しい」とでも思いこまないとやっていけないからではないかと思ったのですが、どうでしょう。前振り長くてすみません。
私も雪が解けて春になったり、夏の暑さが薄れて最初の秋風を感じたりするあたりはものすごく好きだし、懐かしいのですが、もう日本に暮らせる自信がありません。

投稿: narumi | 2006.11.28 06時48分

こんにちは、トラバありがとうございました。
なるほど、米づくりのための四季という発想はおもしろいですね。食育関連でも「和食が一番!」みたいなこといってますしね。しかし、その一方で米粉で作ったパンを学校給食に取り入れさせようという動きがあったり(笑)。一体「伝統」って何だろうな〜と思う今日この頃です。

投稿: debyu-bo | 2006.11.28 15時10分

narumiさん、ありがとうございます。
この番組、ネットでそれなりに「オカズ」になってるようですね。
季節変化とは豪雨も台風も厳寒もあるということで、そこに暮らす知恵や苦労があるわけですが、そこを情緒的に「美しいですー、日本は良い国です」はちょっとねえ…。学校でやることなのか?と思っちゃいます。

コロンビアは暑いのかなと思っていましたが、高地だと年中涼しいのですね。「冷暖房なしでいい」はうらやましい!

投稿: kiriko | 2006.11.30 01時29分

>debyu-boさん

米粉でつくるパンとは、初耳です。余った米対策?
私はごはん、和食大好きなんですけど、伝統と言われても…。せいぜいこの30年くらいのもんでは。昔の一般人の食生活、かなり厳しかったし。

この列島の住人は古来「米」に弱い、てのは伝統かも。今は米国にも弱い。「若者に農業やらせろ」とおっしゃる国会議員の名前は「稲田」。あ、こりゃ関係ないか(笑)

投稿: kiriko | 2006.11.30 01時52分

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NHK「クローズアップ現代 “愛国心”って何ですか」がすごかった、というのをあちこちのblogで拝見する。 どうも、すごかったようだ・・・。 わしがよくお邪魔するところでは dr.stoneflyさんのこれとか debyu-boさんのこれとか。 これだけでも気の弱いわしにと...... [続きを読む]

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