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2006.11.20

バブリーな夢--地下鉄七隈線

地下鉄七隈線のプランは現市長(山崎広太郎氏)より前の代に作られた。いつ策定されたのか知らないが、手元にある「福岡の都市計画 1996」を見ると、この頃には着々と進められていたようだ。

当時の計画を地図に書き足すとこうなる(緑色点線部分が「計画予定」)。
Tikatetu2

博多駅と空港線、箱崎線にちゃんと繋がってるのね。
しかも2方向分岐で、結構贅沢なつくり。

こんな説明文がついていた。

現在西南部の慢性的な交通渋滞の改善を図り、均衡あるまちづくりを推進するため、地下鉄3号線(計画延長約16.7km)の計画を進めており、このうち、橋本〜天神(12.7km)については平成18年度の開業を目指し整備を進めている。

ここで疑問。

なぜ、客の多い都心部でなく、少ない郊外から開業するのだろう?

もうひとつ。

橋本のあたり、地下鉄でないといけないの?

七隈線開業を報じた西日本新聞の記事は、沿線の様子を次のように書いている。一部抜粋すると。

・橋本駅「古代史巡りの玄関口」…西の発着駅の周囲には田んぼや畑が多く、のどかな景色が広がっている。
・野芥駅「縁切地蔵に何願う?」…野芥駅を出て南を見ると、間近に迫る油山。
・梅林駅「田園歩きおしゃれに」…梅林駅の北側は自然林が広がり、(中略)「西南杜の湖畔公園」の建設工事が始まった。

(西日本新聞 「七隈線開業 ちょっと散策」)

いや〜、七隈線の先のほうって、自然豊かでいいトコですね〜
…って、そういう話でなくて、
田畑や林がある自然豊かな地域で「地下鉄」って、おかしくないかと。

地下鉄はビルがぎっしりの都会でつくるべきもので、郊外では採算とれないのでは。

1996年の都市計画の説明「西南部の交通渋滞の改善、均衡あるまちづくり推進」
→そのために地下鉄、という発想がヘンだったんでないのと(今さら)思う。
地下鉄の必然性がどれだけあったのかと。
天神すぎたら地上に出して電車通すのではアカンのか。

計画を構想した当時の市長はすでにこの世の人でないけれど、今の市の幹部の方たち、いまだ「金さえあるなら地下鉄網の整備を」と考えているのだろうか。

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