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2007.05.14

糸田--光の山笠

糸田町(福岡県田川郡)の糸田祇園山笠を見に行った。
昨日のTVニュースで映像が流れていて「わ、これキレイ!」と…(私ゃ山笠の追っかけか?)

Itoda30夕暮れの午後7時頃、各町の山笠が広場に入るところだった。

糸田の山笠は曳くのでなく文字通り「担ぐ」。だから博多みたく走ることはない。
かけ声もオッショイやオイッサでなくエンヤー、ヤッサと歩きのリズムだ。
息を合わせて担ぎ歩くさまは、神事らしい厳かさがあった。
(がんがん走る博多山笠もいいんだけど)

厳かだと感じるもう一つの理由は担ぎ方にある気がする。
普通、御輿を担ぐとき、担ぎ手は内側の肩で担ぎ、棒の外に顔を出している。ところが糸田の人たちは外側の肩で担ぐので、横から担ぎ手の顔が見えない。
「神様をお運びするのだから、担ぐ者は顔を見せずにひたすら歩を進めるのだ」とでも言いたげに。
…本当のところは、山の重さ(約2トンあるそうです)とかバランスとか担ぎ手の気の合わせ方---左右の担ぎ手は内側で腕を組んでいる---とかで編み出した担ぎ方なのだと思うけれど、他の山笠や御輿とは違う雰囲気があるなあと思ったのだった。

担いでる間、左右の担ぎ手ペアが場所を交代することがある。なんでかな、と思ったら、やはり右肩と左肩の負荷分散のためのようだ。それだけ重いということでしょう。

Itoda33飾られる人形(博多でいうところの標題)は源平合戦、戦国時代がほとんど。
今年の大河ドラマ・風林火山の山本勘助もあるが、顔は紅顔の美少年だ。
土台になるお城は派手に飾りつけると中国テイスト(竜宮城ふう)になるところが面白い。

Itoda495_1暗くなって山笠に灯がともった。
昨日は雨で山笠の出が少なかったそうだけど、今日は天気がよく、たくさん見ることができてよかった。

目の前で山笠同士が「あわや、衝突!」かというほど接近してびっくり。これは競り合いといって、糸田山笠の特色なのだそうだ。

Itoda40_1←電飾盛り沢山の山は担ぐのでなく、台車で移動。
シーソーのように左右に揺れて、乗っている子どもや若い衆が大喜び(^^)

鉦(かね)・太鼓のお囃子も賑やかで、本家・祇園祭(京都)の流れを受け継いでいるのかなと思った。

(附記)この近くの糸田小学校は井上陽水の出身校だそうだ。「陽水の歌碑」もあるらしい。見に行かなかったけど。

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「地域・歴史」カテゴリの記事

コメント

こんなに素晴らしい紹介をしていただいて
ありがとうございます。

自分も山笠に携わった一人として
嬉しく拝見しました。

是非、来年もお越しください。


投稿: 糸田 | 2007.05.15 12時23分

糸田町の方ですか? お疲れ様でした。
重い山笠を担いでいるのが凄かったです。灯りも綺麗で、とても楽しめました。
糸田は初めて行ったのですが、来年からもぜひ行きたいと思います。

投稿: kiriko | 2007.05.16 08時45分

初めまして。たまたま立ち寄りました。

私も担ぎました。

糸田の人間は誇りを持って担いでいます。

是非とも来年もお越し下さい。

まだ肩が痛いです。

投稿: kkk | 2007.05.16 15時48分

>kkkさん

お疲れ様です。練習も相当されるんでしょうね。
肩を充分休めてあげてください。
よかったら7月の博多山笠にもいらしてくださいね。
(私は山笠関係者じゃないんですが)

投稿: kiriko | 2007.05.17 00時00分

偶然見つけて寄ってみました。

自分も参加していました。

担きかたの分析はほぼ正解です、重量と高さがあり不安定なため

肩を短時間で入れ替えながら進みます、そうでないと100m単位

の巡行はできませんし、転倒の危険性が増します。

また来年見学に来てください。心よりお待ちしております。

投稿: かず | 2007.05.17 21時11分

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