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2008.03.01

古地図を見るのもダテではない(古地図と地震)

古地図を熱心に見るのは、地図マニア、歴史マニアだけではないのだ。

2005年福岡西方沖地震。福岡市内外に被害をもたらした。
被害状況を調べたら、市の中心部においては、大濠公園東側の「ある狭い地域」に被害が大きかったそうである。

「ある狭い地域」とは、

昔、福岡城のお堀だった所を埋め立てた地域

だとか。

詳しくは、京都大学の福岡西方沖地震被害調査のサイトをどうぞ。
調査したのは京都大学防災研究所、京都大学都市社会工学専攻の方々と九州工業大学技官。

先生方は江戸時代と明治23年の福岡市地図を参照。
昔はお堀(または川)であり、現在は埋め立てて建物が建っている箇所に、より大きな被害が発生したことを確認している。

福岡城のお堀。今は北側と西の大濠公園だけだが、江戸時代には城をぐるっと囲む形になっていた。
東は現在の赤坂1丁目・大名2丁目・天神2丁目・天神1丁目をずずずっと貫通して那珂川まで水路がつながっていた(この区域を紺屋町堀、肥前堀と言った)。
明治の終わりから大正にかけて埋め立てが進み、西鉄福岡駅や岩田屋、福岡市役所庁舎など大きな施設が並ぶことになったのである。
(元がお堀だったから大規模施設が作れたと言えるかな)

川の形を変えたり海を埋めたり干拓したり…は江戸時代から盛んにやってきたことだから(徳川家康は利根川の水路を変えて江戸の町をつくった)、防災研究でも古地図の出番はあるのですね。

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