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2008年4月

2008.04.27

邪馬台国シンポジウム(番外)--卑弥呼様独白

Himiko2_3

わらわはヒミコよ。
2.5等身は気にしてはいけなくてよ。

「ヒミコ」は名前じゃないの。
ヒメミコ--聖なる美なる永遠なる女王のことね。
使いの者が魏の国に行って「ヒメミコ様におわす」と言ったら、魏の書記官がヒミコって名前だと思っちゃっただけ。
わらわの国では名前を言わないのが掟なんだから。下の者がわらわの本当の名前を言うなんてあり得ないの。

そうそう、「倭国」も「わ(我)の国」と言ったのに名前だと思われたのだわ。

わらわはヤマタイ(ヤマト)国女王じゃなくってよ。倭国の女王よ。間違えないでちょうだい。ヤマタイは都がある所ってことね。山の入口だからヤマタイ(ヤマト)、わかりやすいでしょ。
倭の言葉はわかりやすいのよ。ややこしいのはみんな魏の国や呉の国から来たのよ。でも、鏡も印もいただいたんだから、ありがたいわね。これでクナ国なんかわらわにひれ伏すわよ。今に見てらっしゃい。

ところであなた、倭国にいる方? あら、ニホンていうの? 倭の国はニホンと名付けられたのね、もろこし(唐土)の国から。
それはいいことね。いつまでも「ワ」「ワ」言ってたらオレオレ詐欺みたいだもの。

ニホンの皆さんは、わらわの国をずっと探していらっしゃるのね。
いつか、わらわを見つけてくださるかしら。
草葉の陰--じゃなかった、陵(みささぎ)の中でお待ちしててよ。

(注)卑弥呼様のお言葉は神がかりして難解なため、適宜現代語に変換しました。
   卑弥呼様の衣裳・装飾品は適当な想像です。
   鏡は三角縁神獣鏡に似ていますが製作地は不明です。

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2008.04.09

島原市内散策--金物屋さんの奥は茶房

猪原金物店は古い建物で(安政年間の町屋を復元したとか)、金物店の創業も明治10年という老舗だが、その奥は茶房とギャラリーになっていた。

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茶房&ギャラリーの名前は「速魚川(はやめがわ)」。
お店の前の小さな水路を速魚川というそうだ。

茶房から見える中庭も湧水をたっぷり使っている。
島原は湧水の街として有名だから。

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カッパ? ちょっとなまめかしかったりして。

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カメもおります。

私は茶房で「もずくそば」を食べたけど、おいしかった!(特にダシが)
モズクでソバをつくるというのは初耳だけど。

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店外に置いてあるハカリ。
右のもハカリです。むかーし、米屋さんで見た記憶がある。

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2008.04.08

靖国・護国神社・招魂社--普通でない神社

今、一部で話題の靖国神社。
東公園をウロウロしていたらこういうのを見つけた。

招魂社(しょうこんしゃ)跡の碑
Higasi721

「官祭 妙見 馬出 招魂社遺跡保存地」とある。

招魂社とは、靖国神社の旧名。そういえば招魂社は各地に作られたのだった。東京招魂社が靖国神社となった。福岡の招魂社はこの場所にあったのだ。


Higasi719福岡の招魂社由来の碑文もあり。
あらましは以下---

明治元年に妙見(この場所)と馬出(ここの近く)にそれぞれ招魂社を設立。設立者は当時の福岡藩主・黒田長知。明治維新で倒れた志士の招魂とする。
昭和13年、両招魂社を合併、福岡招魂社と称する。
昭和14年、福岡護国神社に改称(内務省令により)。
昭和18年、福岡市六本松に福岡県護国神社が設立されたため、そちらの場所に合併。

(戦後、福岡県護国神社は「護国神社」となり、現在まで続いている)

護国神社は全国にほぼ1県1社ある。東京は護国神社でなくアノ靖国神社。靖国神社と護国神社は性格が同じで関係が深いが、本社--末社の関係ではないらしい。

非常に特異な神社---人が死ぬと「祭神」が増える

靖国神社と護国神社の祭神は「国のために戦死(*)した人」とされる。
(* 戦場で死んだ軍人兵士だけでなく、沖縄戦の従軍看護婦なども含まれる。戦後は「戦死」した人はいないが、自衛隊員が公務中死亡した場合に護国神社に祀られる。遺族が「クリスチャンだから合祀しないで」と申し出ても祀られる)

だから、祭神は人の死で次々に加えられるわけである。
この「祭神が増える」というのは、他の神社には見られない。靖国、護国神社に特有のことではないだろうか。

他の神社の場合は、天満宮:菅原道真、伊勢神宮:天照大神のように、神話の神様なり実在の人なりが祭神になっている 。この祭神はずっと同じである。
(もともと神社は自然崇拝から始まっているので、始めはその場所そのものが祭神みたいなものだっただろう。具体的な神・人物を祭神にするようになったのは10世紀頃からだとか。また、政治体制の変化による祭神変更もあるにはあった)
ともかく、靖国、護国神社以外は、この世で暮らす人間が死ぬことによって祭神が増えていったりはしないのだ。

なんとも特異な神社である。>靖国、護国神社

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2008.04.06

東公園の桜

所用の帰りに東公園に寄った。

Higasi700

桜、満開。

東公園は桜が少ないけれど(桜なら舞鶴公園〈福岡城内〉か西公園)、
日蓮さんの像の周りにはそれなりに---。

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公園内には亀山上皇の銅像もある。二人は「元寇」つながり。
(近くに元寇史料館もあります)

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夕方だったので少し暗めになってしまった。

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青いシートで場所取りしている人もいた。
ここで花見は桜がちょっと寂しいかな。

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2008.04.05

稲田朋美議員の釈明

映画「靖国 YASUKUNI」
一部国会議員の要求で公開前に試写会を開いたことについて。
その国会議員の釈明がここに載っていた。

「映画『靖国』の試写は事前検閲ではない」稲田朋美議員の訴え
(JanJan News)

稲田 週刊誌の報道を見て、政治性があることや日本の映画であるかどうかといったことを検証するために、この映画を見たいと文化庁に言った。公開の前に見せろと要求したことはない。私たちの勉強会に文化庁が借りてきて映画を見せるということになっていた。

なーんだ。公開前に試写会しろと要求したんじゃなくて、「自分たちだけにこっそり見せろ」と文化庁にパシリをさせようとしたのか。

しかし…「公開前」でなくていいのなら、
な ん で 「文 化 庁」 に 見 た い と 言 う ん だ ?

映画を見たければ、配給会社に「どこの映画館で、いつから上映するんですか?」と聞けば済むだろうに。
そして、一般市民と同様に料金を払って見れば良かったのに。

「公開の前に見せろ」と言ってなければ事前検閲ではない、という理屈が通るのなら…

発売前の週刊誌や月刊誌や単行本を「私たちの勉強会に借りてきて見せろ」と出版社に言っても事前検閲ではないと。

オンエア前のTV番組を「私たちの勉強会に借りてきて見せろ」とTV局に言っても事前検閲ではないと。

「発売(放映)前に見せろって言ってないもん。ただ、見たいって言っただけだから」

orz____orz____orz____

なんかもう、稲田議員にかかると「検閲って言ってないし公式文書もないから検閲ではない」ってことになりそうだ。

ただのオバサンやオジサンでない国会議員が言っている、ということをわかっているのか。
ただのオバサンである私が文化庁に電話して「助成している○○○って映画、あれ、私の勉強会で見たいのよ。フィルムでも借りてきてくれる?」と言ったところで、「もうすぐ公開されますから映画館に行って見てください」と言われるだけであろう。
同じことを言ったら職員が「ハイ、やります」と対応する…対応させられる力を持っているんだよ、国会議員は。

声のデカイもん勝ち、力のあるもん勝ちって、本当にヤでござんす。

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2008.04.03

島原市内散策--金物屋さん

島原市内をぶらぶら歩く。

古くてかっこいい金物屋さんが…。

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猪原金物店。壁の絵もいいですよ。

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ウィンドウガラスに「かねへん」の字がいっぱい。
読めたのはこのうち16個くらいかな。
かねへんに「曼」はなんだろう? 魚へんならわかるけど。

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赤い色が可愛いリヤカー。今でも細々と作られているんだね。
災害時には重宝する、と、リヤカーをまとめ買いした区役所があるとか。
路地にも入れるし、ガソリン要らないし。

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店内には、一般の金物、職人仕事の道具がたくさん並んでいた。
ハサミにもこんなに種類が。

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ホーロー看板。
横書きの文字が右から左に読む方式なのと「鹿児島縣」てのが古さを感じさせる。でもデザインはモダンじゃないですかね。

(5月2日:訂正)「鹿児島""」の文字を間違えてました。

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2008.04.02

税金の無駄遣いとは?

昨今、世間には「税金投入」をヤリ玉に上げる「税金の無駄遣い許せん〜〜」弾を炸裂させる人がいる(あ、私のことか)。

それはそれとして(笑)

一部国会議員が映画「靖国 YASUKUNI」を問題視したのも、この映画に芸術文化振興基金から助成金(=税金。一部は民間から拠出)が出ているからだ。
その額750万円。なんと、国会議員ひとり1年間の報酬の約半分である。

芸術文化振興基金は、映画、演劇、音楽、舞踏、美術、伝統芸能、文化財保存などの活動に助成金を出している。1活動あたり数十万円もあれば2,000万円もある。助成される件数は年間800くらいだ。

助成の応募には資格が必要で、応募した活動は審査委員が評価して助成を決める。

【資格】

1. 芸術・文化に係る活動を行う団体または個人であること。
2. 応募する活動の主催者であること。
3. 特定の企業名等を活動名に付ける、いわゆる『冠公演』でないこと。
4. 慈善事業への寄附を目的として行われる活動でないこと。
5. 宗教的、政治的な宣伝意図を有する活動でないこと。
6. 文化庁の補助金や請負費等が支出される活動でないこと。

【審査の評価要素】

ア 活動の目的及び内容が優れていること
イ 活動内容が具体的であること
ウ 活動が社会的に開かれたものであること
エ 今後の発展性に期待が持てること
オ 予算積算等が適切であること
カ 活動内容が当該団体等の過去の実績等から推測して実現可能であること
キ 芸術団体の運営及び経理が適正であること
ク 助成の緊要度が高い活動であること

以上は芸術文化振興基金のサイトより抜粋。
(ほかに部門ごとの条件が多少ある)

稲田議員らが問題にするのは【資格】の5.(宗教的、政治的な宣伝意図を有する…)あたりだろう。

しかし、映画「靖国」は、靖国神社PRでないのはもちろんだけど、「反靖国」PRとも言えないじゃあないかな。試写を見た国会議員には「反靖国宣伝と思わなかった」人もいるし。
政治的に意見が分かれる問題(要するに南京事件)を伺わせる場面があるからといって、政治宣伝だと断定するのもおかしい。
(それなら「ダムに沈んだ村」を描いた映画は「ダム建設反対の政治宣伝」か? 100年前に海外に渡って心理学を学び、働いた女性を描いた映画は「ジェンダーフリーの政治宣伝」か?)

記録映画は社会性を帯びるものだし、そこに「政治的」をこじつけようと思えばいかようにもこじつけられるんじゃないだろうか。それで「政治的だからダメだ」と言い出したら、記録映画に助成できなくなる(いや、記録映画に限らない。芸術・文化活動には作者たちのメッセージがあるものだ)。

上記の「応募資格」「評価要素」を見ると、あくまでも芸術・文化活動を主体にしていること、しかしながら資金に恵まれない活動を支援しようという主旨だと思える。

稲田議員らは「助成金の使い方が」と言うのだが、経理や使途に不正もないのに、内容がどうこうと言って助成金を返還させるのはそれこそ表現の自由を侵すものだろう。芸術文化振興基金も、助成金を返還させる理由はない、という見解だ。

とすると…
せっかく助成金を日本国の税金から出したというのに、その映画を日本国内で見られないという、

なんという税金の無駄遣いだ!

ってことになりかねないんだが。

ああ、やっぱり「税金の無駄遣い許せん〜〜」で終わったじゃないかこのエントリも。

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2008.04.01

映画「靖国」上映中止が広がる--泣く子と地頭効果

どうやら、「泣く子と地頭」効果が波及しているようで…。

 中国人監督が撮ったドキュメンタリー映画「靖国」をめぐり、公開日の4月12日からの上映を決めていた映画館5館すべてが、31日までに上映中止を決めた。
(asahi.com 2008年03月31日23時10分)

こんな調子では、本当に「国会議員が問題視して、日本国内では一般公開できなくなった映画」になってしまいますぞ。
検閲の意図は無くても効果は出る(2008.3.19)

でも、海外の映画祭などではすでに上映しているんだよね(ベルリン、釜山、香港)。
まさか海外まで泣く子と地頭が出張するわけにもいくまいが。

*  *  *

この映画、ナレーションや説明が非常に少ないらしい。
南京事件はどうだったこうだったと断定するものでもないらしい。
だから、見る人によってどうにもとれる映画だ、という批評があった。
( 松沢呉一さん 靖国のみかた

ふーん…それは見てみたいって気になる。
海外でしか見られないなんてことになったら悲しいな。
(そして情けない。日本てなんて狭量な社会なんだろう、と宣伝するようなものだし)

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