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2008.04.08

靖国・護国神社・招魂社--普通でない神社

今、一部で話題の靖国神社。
東公園をウロウロしていたらこういうのを見つけた。

招魂社(しょうこんしゃ)跡の碑
Higasi721

「官祭 妙見 馬出 招魂社遺跡保存地」とある。

招魂社とは、靖国神社の旧名。そういえば招魂社は各地に作られたのだった。東京招魂社が靖国神社となった。福岡の招魂社はこの場所にあったのだ。


Higasi719福岡の招魂社由来の碑文もあり。
あらましは以下---

明治元年に妙見(この場所)と馬出(ここの近く)にそれぞれ招魂社を設立。設立者は当時の福岡藩主・黒田長知。明治維新で倒れた志士の招魂とする。
昭和13年、両招魂社を合併、福岡招魂社と称する。
昭和14年、福岡護国神社に改称(内務省令により)。
昭和18年、福岡市六本松に福岡県護国神社が設立されたため、そちらの場所に合併。

(戦後、福岡県護国神社は「護国神社」となり、現在まで続いている)

護国神社は全国にほぼ1県1社ある。東京は護国神社でなくアノ靖国神社。靖国神社と護国神社は性格が同じで関係が深いが、本社--末社の関係ではないらしい。

非常に特異な神社---人が死ぬと「祭神」が増える

靖国神社と護国神社の祭神は「国のために戦死(*)した人」とされる。
(* 戦場で死んだ軍人兵士だけでなく、沖縄戦の従軍看護婦なども含まれる。戦後は「戦死」した人はいないが、自衛隊員が公務中死亡した場合に護国神社に祀られる。遺族が「クリスチャンだから合祀しないで」と申し出ても祀られる)

だから、祭神は人の死で次々に加えられるわけである。
この「祭神が増える」というのは、他の神社には見られない。靖国、護国神社に特有のことではないだろうか。

他の神社の場合は、天満宮:菅原道真、伊勢神宮:天照大神のように、神話の神様なり実在の人なりが祭神になっている 。この祭神はずっと同じである。
(もともと神社は自然崇拝から始まっているので、始めはその場所そのものが祭神みたいなものだっただろう。具体的な神・人物を祭神にするようになったのは10世紀頃からだとか。また、政治体制の変化による祭神変更もあるにはあった)
ともかく、靖国、護国神社以外は、この世で暮らす人間が死ぬことによって祭神が増えていったりはしないのだ。

なんとも特異な神社である。>靖国、護国神社

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