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2008.06.28

映画「靖国」その後

ひと頃大騒ぎになった映画「靖国 YASUKUNI」。
5月に東京で上映され、その後各地で静かに上映されているようである。

福岡でもやりますよ。
もちろん上映館はココ。福岡でマイナーな映画といったらココである。
(こういう宣伝はしないほうがいいのかな。でも今さら映画館にイヤがらせする奴もおるまいし。あ、そもそもこのブログでは宣伝効果ないってか)

「靖国」公式サイトも復活したようだ。
騒ぎによって上映を取りやめた劇場もあるが、逆に上映に名乗りを上げたところもあり、もしかして当初予定より地方の上映が増えたかも?

しかしまあ、助成金に絡め、いろんなクレームが出ること出ること…
「内容が中立でない」「反日だ」「歴史の事実に反する」「刀の説明が間違い」「撮された人の肖像権」「神社が許可してない」「刀匠がイヤだと言っている」「助成金適用可否を決める審査委員が政治的」

アホらしいレベルのもあるが、映画の重要な部分を占める刀匠が「私の出演場面を削除してほしい」と語った“らしい”話は、心配ではあった(ある)。
法的に問題ないとしても、多大な協力をしてくれた人に「出さないでくれ」と不快感を示されることは、監督・製作者としては辛いと思う。
刀匠のわだかまりが解けてくれたなら良いのだけれど。

*  *  *

だが、わだかまりが解けないなら、それはそれで仕方ない。
製作者(監督)は、取材対象者のために表現するのではないから。
表現によって他者が傷ついたり不快感を持ったりするのは致し方ないことだ。
「思っていたような映画でない」「自分が批判されている(ように見える)」「作品をネガティブに受け取る人がいる」…そのようなことに全部対応して「みんなに喜んでもらえる」表現しかできないとしたら、表現者の敗北だと思う。
(人権侵害など、不当に傷つけるべきではないが)

*  *  *

もう一つの問題として;
「刀匠の不承知」を取り上げた有村議員の行為には不審を抱かざるを得ない。
国会議員がかような問題に介在すること自体がおかしいのだ。
「この映画を潰してやる」意図があったとしか思えない。

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コメント

映画「靖国 YASUKUNI」が近くの劇場で公開されているので観てきました。小さい劇場ですが、休日は満席になることもあるようです。
圧力をかけた自民党議員らの意に反し、ドキュメンタリー映画としては異例のヒットを記録しているようです。あの議員さんたちに感謝しないといけませんね。

投稿: けいらく | 2008.06.29 17時31分

けいらくさん コメントありがとうございます。
異例のヒットですか… 結果的に、あの議員さんたちの行動が裏目に出たということですね。

けいらくさんのエントリも拝読しました。
私はこの騒ぎがなければ映画の存在自体気づかなかったかもしれないんで。せっかくなので当地での上映を観に行こうと思います。
もしかしたら、観る人の意識をすごくあぶり出すような映画なのかもしれません。

投稿: kiriko | 2008.07.01 03時25分

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