« 博多駅・三代の話(4)--開業時の乗車賃はいかほど? | トップページ | かめ?…です »

2008.09.18

放生会の夜--筥崎宮

筥崎宮の放生会(ほうじょうや)に行く。

去年は御輿行列があったのだが、これは2年に1度だけの行事。
今年は、厳かな神事と打ってかわって、キッチュで俗な世界へ…。

Houjouya374

Houjouya385

ゲゲゲの鬼太郎。上のお化け屋敷とは別口。

Houjouya377

うなぎつり。
「うなぎつりに来い〃」とさる人にしきりに言われ、どうやらうなぎつりは放生会の目玉らしい。私もここの祭り以外でうなぎつりを見たことがないなあ。
うなぎなんて釣れるのかい、と思ったけど、実際釣ってる人がいた。

Houjouya378

この区分がなんとも。

Houjouya383

釣ったうなぎはその場でさばいて蒲焼きにしてくれる。

うなぎつりの他に、鯉つり、ざりがにつり、カメすくい、もちろん金魚すくいも。いろんな生物が釣られたりすくわれたりしているのだった。

確か、放生会は殺生を戒める儀式が由緒だったかと。
捕獲した魚・鳥獣を放生するものであるとWikipediaにある。
うなぎを釣って食べてしまっては逆なんだけれど…。

筥崎宮の放生会は江戸時代には大いに賑わう祭りになっていたようだ。
「筑前名所図会」(奥村玉欄・作 文政4(1821)年)の「箱崎八幡宮・放生会」の図絵には、御輿行列とともに、見せ物小屋か芝居小屋ふうの建物、敷物を敷いて集っている人々が描かれている。
中村学園のサイト:「筑前名所図会」挿絵[PDF])

もうひとつ、放生会で「見らんね」(見なさいよ)と誘われたのが「樽のバイク乗り」。
“蓋の無い特大の樽”の中をバイクが走行する曲乗り(というのかな、キグレサーカスでは球体の中を走行していた)。
走行面は垂直だし、ライダーは真横になって走るのだ。
見物客は外側の上から見るのだけど、木の壁がガンガン振動して迫力満点。
幼い頃に見ていたら怖くてうなされそうだ。
客が上から手を伸ばして「おひねり」(お札)を差し出すと、ライダーは走りながら巧く受け取った。

最初は一人だったのが、次は二人目のライダーが登場して二台で走り回る。
二台が同じ速度で対角線上を走ったあとは交差し…いや、すごいですね。ライダーたちは若くて少年のような顔だったけれど。

Houjouya375

この写真は場外。左が大樽。
樽のバイク乗りも放生会の名物らしく、昔からやっていたそうだ。

*  *  *

こういう祭りを1週間やるっていうのがね。福岡の人は賑やかなのが好きなのね。
「だから福岡では『やかましい』は良い意味、誉め言葉なので…」
いや、そういう話は聞いてないから。

参考:

「やかましか」と叱られると「やかま(8釜)しかま(4釜)は12釜」で逃げたり、博多っ子は子供のときからユーモラスですね。

西日本シティ銀行「ふるさと歴史シリーズ・放生会」より。強調は引用者)

|

« 博多駅・三代の話(4)--開業時の乗車賃はいかほど? | トップページ | かめ?…です »

「地域・歴史」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/132693/42512519

この記事へのトラックバック一覧です: 放生会の夜--筥崎宮:

« 博多駅・三代の話(4)--開業時の乗車賃はいかほど? | トップページ | かめ?…です »