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2010.05.13

子ども手当--「手当より保育所整備を」は「対案」なのか

子ども手当に対する批判として、次のような意見が多く見られる。

「個人に現金をバラまくより、保育所整備(等)をすべきだ」
「学校施設整備をすべきだ」
「給食費無料化のほうが良い」

保育所整備、学校施設整備、給食費無料化…といった一つひとつの主張内容は「ごもっとも」と思う。特に保育所整備・増設は私も強く望んでいる。

が、しかし、
「子ども手当」か、それとも「保育所整備」か、と、二者択一のように言われるのは、それ、ちょっと違うんじゃないか、と思う。

少し前だが、新聞に掲載された投稿を紹介する。

「手当」も教育の充実も必要
 「子ども手当より教育充実再考を」を読みました。3人の小学生を抱える子育て世代のわが家では、このような意見に少し心配しています。なぜならこの種の意見が発表されると「子育て世代ですら子ども手当が不要だと言っている」と都合のよい部分だけ強調して、手当の減額や廃止の理由に使われかねないからです。
 そして、学校教育充実の方は「まずは火急の財政再建を済ませてから」などとお茶を濁されて、いつのまにか子どものためにとっておいたはずの予算は雲散霧消、というストーリーが目に浮かびます。
 子ども手当の功績は「予算枠を確保し、国民の子育てに真剣に取り組む」という、これまでの日本の政治に欠落していた姿勢を示したことにあります。日本の子育て・教育関連予算はこれまで、国内総生産(GDP)比であまりに少なすぎたのです。
 「子ども手当か教育充実か」の二者択一ではなく、子育て世代を手当支給で支援しつつ、教育の充実を図ることが重要だと思うのです。
(投稿者は東京都の男性:40代)

私はこの意見にほぼ同意である。

保育所をつくってほしいというのは親の切実な声だと思う。だけれど、子ども手当をやめれば保育所がたくさんつくられるかどうかは…。
「手当より保育所」等が、子ども手当を潰す口実に利用されるだけ(なんのかんので結局保育所は増えない)になりかねんではないかと。

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「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

ご紹介の投書、わたしも同感ですよ。

マスコミではほとんど言われないけれど、
「子ども手当て」は、子どもの権利のため、
というのが、もともとの主旨ですからね。
家族や子どものために一定の予算を割く、
という意識の定着のためにも、必要なんだと思います。

家族政策を大切にする、という意識の定着なしに、
「手当てより保育所を」と叫んでも、
それこそいままでのように、かけ声だけで
終わるのではないかと思います。

投稿: たんぽぽ | 2010.05.16 00時23分

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